AYANEO Pocket MICRO 2の追加生産が決定、新色も登場
AYANEOは、発売直後に即完売となっていたAndroid搭載の小型レトロゲーム機「AYANEO Pocket MICRO 2」の追加生産を決定し、プレオーダーを再開しました。初回生産分はストレージチップなどの部品価格高騰を背景に保守的な生産数に留められており、わずか10分で完売する事態となっていました。
本機は、以下の特徴を備えています。
- 3.5インチ(アスペクト比3:2)のLCD TrueColorディスプレイ
- CNC加工のフルメタルボディ
- QualcommのSnapdragonゲーミングプラットフォーム
ゲームボーイミクロを彷彿とさせるクラシックな横型デザインを踏襲しつつ、現代的なパフォーマンスを備えている点がコミュニティで高く評価されています。今回の追加受注にあわせて、新たに「Stardust Purple」モデル(メモリ6GB+ストレージ128GB)が追加されました。通常価格は269ドル(ローンチ価格239ドル)に設定されています。出荷は2026年8月下旬を予定しており、買い逃していたファンにとっては待望の再販となります。
GPDが初のミニPC「GPD BOX」をIndiegogoでローンチ
これまでポータブルゲーミングPC市場を牽引してきたGPDが、同社初となるミニPC「GPD BOX」をIndiegogoにてローンチしました。価格はメモリ32GB+ストレージ1TBの構成で1,491ドルからとなっています。
最大の特徴は、世界初となる「MCIO 8i」インターフェースの搭載です。これにより、外部GPU(eGPU)接続時の帯域幅ロスを最小限に抑え、RTX 4090などのハイエンドグラフィックボードの性能をデスクトップPC並みに引き出すことが可能になります。プロセッサにはIntelの次世代チップであるCore Ultra X7 356H、またはCore Ultra X7 358H(16コア/16スレッド)を採用しており、単体でも内蔵GPUによる高いゲーム性能を発揮します。
ポータブル機で培った高密度な設計技術を据え置き機に転用し、eGPUとの連携を前提とした設計思想は、今後のゲーミングPCの新しいスタイルを提示するものとして注目を集めています。
AnbernicがT820搭載機向けに大型アップデートを配信
Anbernicは、同社のT820プロセッサを搭載するAndroidゲーム機(RG 476H、RG 556、RG Slide、RG 406V、RG 406H)に向けたシステムアップデートの配信を開始しました。
今回のアップデートでは、以下の新機能が実装されています。
- RG Home: Androidのデスクトップとゲームフロントエンドを統合。デバイス間でプレイ履歴やお気に入りを同期可能。
- RG Control Center: パフォーマンス監視やゲームパッド設定に素早くアクセスできるコントロールパネル。
- RG Button Mapping: タッチ操作専用ゲームに物理ボタンを割り当てるマッピング機能。
これまでAnbernic製品はハードウェアの完成度に反してソフトウェア面が課題とされることがありましたが、今回の独自エコシステムの構築により、ユーザー体験は大きく向上しています。サードパーティ製ファームウェアに頼らずとも、公式機能だけで快適に遊べる環境が整いつつあることは、新規ユーザーにとっても朗報と言えます。
メモリ価格高騰の影響でAYNがThorおよびOdinシリーズを値上げ
ポータブルゲーミングPCやAndroidゲーム機を手がけるAYNは、2026年7月3日より主力製品の価格改定を実施しました。
対象となるのはデュアルスクリーン搭載機「Thor」シリーズおよび「Odin 3」「Odin 2 Portal」です。Thorシリーズの主な価格変更は以下の通りです。
- Thor Lite: 249ドル → 259ドル
- Thor Base: 319ドル → 329ドル
- Thor Max(1TB): 549ドル → 579ドル
また、Odin 3およびOdin 2 Portalの各モデルも一律10ドルの値上げとなっています。
この価格改定の背景には、RAMおよび内蔵ストレージの深刻な供給不足と価格高騰があります。コミュニティや業界内では、この部品不足が2028年頃まで続くという見方もあり、他メーカーの製品価格にも波及する懸念があります。前述のAYANEOが初期生産数を絞った理由とも共通しており、現在のポータブルゲーム機市場全体が直面しているサプライチェーンの課題が浮き彫りになっています。