← Back to News
2026-03-18

Retroidの価格改定と生産休止、Anbernicの回転式スクリーン搭載機のリークなど最新動向

2026年3月中旬のレトロゲーム機・ポータブルゲーミングPC界隈では、メモリ価格の高騰に伴う価格改定や生産休止の動きが目立っています。一方で、Anbernicからは2010年代の携帯電話を彷彿とさせる特異なギミックを備えた新型機のリーク映像がコミュニティを賑わせています。また、AYANEOの一部機種においてバックグラウンドでのデータ送信が指摘されるなど、ユーザーの関心を集めるトピックが続いています。

Anbernicの未発表端末がリーク、画面が回転する「Motorola Flipout」風デザイン

海外の巨大コミュニティ「r/SBCGaming」にて、Anbernicの未発表とみられる新型Androidゲーム機のリーク映像が投稿され、大きな話題を呼んでいます。映像に映る端末は、一見すると正方形のタッチスクリーンのみを備えたデバイスですが、画面を横にスライドして回転させることで、下から十字キーやABXYボタンが現れるという非常にユニークな機構を採用しています。

このデザインは、2010年に発売されたスマートフォン「Motorola Flipout」を彷彿とさせるもので、近年のノスタルジー路線をさらに推し進めた実験的なフォームファクタと言えます。背面にはL/RのショルダーボタンやAnbernicのロゴが確認でき、ホーム画面にはChromeブラウザのアイコンがあることからAndroidベースのOSが稼働しているとみられます。

現時点では公式からの発表はなく、製品名や詳細なスペックは未確認です。しかし、縦型アーケードゲーム(TATEモード)や、正方形に近いアスペクト比を持つ初期の携帯ゲーム機エミュレーションにおいて、この特異な形状が理にかなっているという見方もあり、単なるギミックに留まらない実用性に期待が寄せられています。

Retroidがメモリ価格高騰を理由に「Pocket G2」を一時生産休止、「Pocket Classic」は値上げへ

Retroidは3月16日、公式SNSを通じて「Retroid Pocket G2」の一時的な生産休止と、「Retroid Pocket Classic」の価格改定を発表しました。同社は今月初めにも「Retroid Pocket 6」の12GB RAMモデルを生産終了し、8GBモデルを244ドルへ値上げしたばかりですが、世界的なメモリおよびストレージ価格の急激な高騰が引き続き同社のラインナップに深刻な影響を与えています。

Snapdragon G2 Gen 2を搭載し、昨年10月に発売されたばかりの「Pocket G2」は、この市場環境の悪化を受けて生産ラインから一時的に外れることになります。また、縦型モデルの「Pocket Classic」は、3月20日より従来の129ドルから149ドルへと20ドルの値上げが実施されます。

一方で、Pocket G2とほぼ同じ筐体設計を持つ「Retroid Pocket 5」については影響を受けず、引き続き199ドルで販売が継続されることが確認されています。ユーザーにとっては、手頃な価格帯が魅力だったレトロゲーム機市場全体に、部材コスト上昇の波が押し寄せていることを強く印象付けるニュースとなりました。

AYANEO「Pocket DS」で無断のスクリーンショット保存とデータ送信の指摘、コミュニティで波紋

AYANEOが展開するAndroid搭載機「Pocket DS」において、ユーザーの意図しないバックグラウンド処理が行われている可能性が浮上し、コミュニティで懸念が広がっています。GitHub上で活動するユーザー(ghostmanslow氏)の報告によると、同端末のルート権限を取得して内部ファイルを調査した結果、ユーザーが認識していないスクリーンショットが保存されており、さらに約12.5GBものデータが外部へ送信された形跡が発見されました。

この報告は海外メディアでも取り上げられ、プライバシー保護の観点から厳しい目が向けられています。現時点でAYANEOが意図的にユーザーデータを収集していたのか、あるいはシステム上のバグやデバッグ機能の消し忘れによるものなのか、詳細な原因は確定していません。

AYANEOは現在、多数の新規ハードウェアやスマートフォンの開発も進めており、ブランドの信頼性を維持するためにも迅速かつ透明性のある対応が求められています。同社はこの問題の調査に乗り出しているとみられますが、公式からの詳細な技術的説明と修正アップデートの配信が待たれる状況です。

← Back to News