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2026-06-29

AYANEO Pocket MICRO 2即完売の波紋と、Anbernic・GPDの次世代機動向

直近のポータブルゲーミングデバイス市場では、各社から次世代を見据えた新モデルの発表が相次いでいます。AYANEOからは待望の小型モデルが発売されたものの、極端な品薄によりコミュニティで議論を呼んでいます。一方で、Anbernicは新たな水平型ハンドヘルド機を公開し、GPDはモジュール式を採用した大型ハイエンドPCの仕様を明らかにするなど、ハードウェアの進化と多様化が顕著に表れています。

AYANEO Pocket MICRO 2が発売直後に完売、生産数はわずか100台か

AYANEOは、ゲームボーイミクロを彷彿とさせるデザインで人気を博した前モデルの後継機として、AYANEO Pocket MICRO 2を正式に発売しました。価格は269ドルから設定されており、3.5インチのLCDディスプレイ(解像度960×640、アスペクト比3:2)を搭載しています。SoCにはQualcommのSnapdragon 865を採用し、6GBから8GBのLPDDR4Xメモリ、128GBから256GBのストレージを備えるなど、小型ながら基本性能の底上げが図られています。また、バッテリー容量も3,950mAhへと増量されました。

しかし、発売を記念したライブ配信の直後に予約受付が開始されると、全モデルが即座に完売する事態となりました。Redditの「r/SBCGaming」コミュニティなどで共有されたDiscordのスクリーンショットによると、AYANEOのモデレーターであるJohn Nee氏が「再販の予定はない」と明言しています。同氏によれば、本機はわずか100台のみ生産された限定モデルであり、メモリやストレージなどの部品コスト高騰を背景に、これ以上不当に高い価格で販売することを避けるための苦渋の決断であったと説明されています。

この極端な品薄状態に対し、コミュニティからは落胆の声が上がっています。魅力的なスペックとデザインを備えながらも、実質的に入手不可能な「幻の端末」となってしまったことは、今後の同社の販売戦略に対する懸念を抱かせる結果となっています。

Anbernicが新型機「RG 55G1」を発表、Switch Lite風の水平型デザイン

レトロゲーム機市場で精力的なリリースを続けるAnbernicは、公式YouTubeチャンネルなどを通じて新型ハンドヘルド機RG 55G1のトレイラーを公開しました。本機はNintendo Switch Liteを強く意識した水平型のデザインを採用しており、5.5インチのスクリーンと2.5Dガラスを組み合わせたフラットで洗練された外観が特徴です。

操作性にも注力されており、3Dホールエフェクトジョイスティックやホールエフェクトトリガー、ダブルショットボタンを搭載しています。カラーバリエーションは「インディゴ」「レトログレー」「ブラック」の3色が用意されることが確認されています。現時点でAnbernicから詳細なスペックの全容は明かされていませんが、一部のコミュニティやメディア間では、SoCにQualcommのSnapdragon G1 Gen 2が搭載されるのではないかという噂が広がっています。

Anbernicはこれまで、既存のチップセットを様々なフォームファクタに展開する手法を得意としてきましたが、RG 55G1では「新しいコア」の採用が予告されています。これが単なるデザインの刷新にとどまらず、パフォーマンス面での新たな基準となるかどうかが、今後の正式発表における最大の注目点と言えます。

GPD WIN MAX 3の仕様が判明、165HzのAMOLEDとモジュール式バッテリーを採用

ポータブルゲーミングPCの分野では、GPDの次期フラッグシップモデルとなるGPD WIN MAX 3の詳細な仕様が明らかになりつつあります。本機は9.06インチという大型のAMOLEDディスプレイを搭載し、165Hzの高リフレッシュレートに対応するなど、視覚体験の大幅な向上が図られています。

中核となるプロセッサには、AMDのRyzen AI Max+ 395またはRyzen AI Max+ 388のオプションが用意され、グラフィックスにはRadeon 8060Sが組み合わされます。さらに、LPDDR5x 8000メモリを採用することで、統合GPUのパフォーマンスを最大限に引き出す設計となっています。特筆すべきは、97Whの外部バッテリーモジュールや冷却モジュールを取り付け可能な「モジュール式デザイン」を採用している点です。

キーボードとゲームコントローラーを統合したGPD WIN MAXシリーズの伝統を受け継ぎつつも、モジュール化によって携帯性と据え置き時のパフォーマンス拡張性を両立させようとする試みは、非常に野心的です。UMPC(超小型PC)とゲーミングデバイスの境界線をさらに押し広げる存在として、ハイエンド志向のユーザーから強い関心を集めています。

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