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2026-06-01

Anbernicのメモリ仕様変更騒動とAYANEOの新型縦型機発表など、5月下旬のハンドヘルド最新動向

2026年5月下旬のポータブルゲーミングPCおよびレトロゲーム機界隈では、ハードウェアの仕様変更を巡る議論や新型機の発表が相次ぎました。Anbernic製端末のメモリ容量に関する騒動がコミュニティの注目を集める一方、AYANEOやPowkiddyからは新たなフォームファクタの端末が登場しています。また、各社によるソフトウェアアップデートも活発に行われており、既存デバイスの利便性向上も進んでいます。

Anbernic「RG34XXSP」などのメモリダウングレード騒動

2026年5月下旬、Anbernicのレトロゲーム機において、RAM容量が密かに削減されているとの報告が上がり、コミュニティで大きな波紋を呼んでいます。

報道によると、クラムシェル型の「RG34XXSP」は2026年1月に2GBから1GBへと価格据え置きで変更されていましたが、直近の報告ではさらに512MB(LPDDR3)を搭載した個体が確認されました。初期モデルと比較すると74%もの容量削減となります。これに対しAnbernic側は「1GB容量が依然として標準であり、512MBモデルの出荷は予期せぬエラー(an unexpected error)である」と釈明しています。

昨今のメモリ価格の高騰が背景にあるとみられますが、ユーザーからは透明性の欠如に対する厳しい声が上がっています。仕様変更の経緯や今後の品質管理について、メーカー側のより誠実な対応が求められる状況です。

AYANEOの新型縦型機「Konkr Pocket Block」発表

2026年5月22日、AYANEOは新たな縦型ハンドヘルド機「Konkr Pocket Block」を発表しました。

本機は公式に「AIハンドヘルド」と銘打たれており、単なるエミュレーション用途にとどまらない、従来のレトロゲーム機とは異なるアプローチが示唆されています。昨今、AIデータセンター需要の急増によるメモリ価格の高騰がハンドヘルド市場全体に影響を与えており、AYANEO自身も以前にコンポーネント価格の上昇に伴う価格改定の可能性を示唆していました。

そのような厳しい市場環境の中で投入される新モデルが、どのようなスペックと価格帯で展開されるのか、詳細な仕様の公開が待たれます。縦型というクラシックなフォームファクタに最新のAIトレンドをどう融合させるのか、今後の続報が業界の関心を集めています。

Powkiddyの50ドル以下モデル「P36S」発売

2026年5月20日、Powkiddyはポケットサイズの新型レトロハンドヘルド「P36S」をグローバル向けに発売しました。

価格は50ドル以下に抑えられており、手軽に持ち運べるエントリーモデルとしての立ち位置を明確にしています。本体カラーとして鮮やかなオレンジ色の仕上げが確認されており、カジュアルなゲーマー層や、初めてレトロゲーム機に触れるユーザーをターゲットにしているとみられます。

昨今の市場では、高性能なSoCを搭載した高価格帯のハイエンド機や、複雑な機能を持つデバイスが注目を集めがちです。しかし、こうした低価格帯のシンプルな選択肢が継続的に提供されることは、レトロゲーム機市場の裾野を広げる意味で非常に重要な動きと言えます。手軽に購入できるサブ機としての需要も期待できそうです。

AnbernicのソフトウェアアップデートとPPSSPPの更新

ハードウェアの動きと並行して、ソフトウェア面のアップデートも活発に行われています。

Anbernicは5月20日に「RG VITA Pro」向けのシステムアップデート(V1.14)を配信し、公式にGoogle Playサポートを追加しました。これにより、Androidアプリの導入が容易になり、端末の利便性が大きく向上しています。また、5月30日には「RG477M」への新機能追加や「RG477V」のバグ修正を含むアップデートも実施されました。

エミュレータ界隈では、5月16日にPSPエミュレータ「PPSSPP」のバージョン1.20.4がリリースされ、「ad hoc live status」機能などが追加されています。ハードウェアの発売後も継続的なソフトウェア改善が行われることは、長期的なユーザー体験の向上に直結するため、コミュニティからも高く評価されています。

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