Anbernic「RG Rotate」のスペックと発売日が判明
Anbernicは、以前よりティザー動画で予告していた新型Android搭載ハンドヘルド「RG Rotate」の詳細な仕様と発売日を明らかにしました。最大の特徴は、1:1比率の3.5インチIPSディスプレイ(解像度720×720)を回転させることで、十字キーやアクションボタンが露出する独自のスライド・回転ギミックです。
SoCには「Unisoc Tiger T618」を採用し、3GBのRAMと32GBのストレージ、2000mAhのバッテリーを搭載しています。同社としてはやや枯れたチップセットですが、初代PlayStationやN64、一部のGameCubeタイトルまでをカバーする性能を持ちます。ただし、アナログスティックを搭載していないため、主に2Dゲームや初期の3Dタイトル向けの端末という立ち位置になります。
発売日は2026年5月11日に設定されています。価格は、背面がプラスチック製の「Polar Black」が87.99ドル、フルCNCアルミニウムボディの「Aurora Silver」が107.99ドルからとなっており、発売直後は数ドルの早期割引が適用される予定です。ゲームボーイアドバンスSPのような携帯性を追求しつつ、新たなフォームファクタに挑戦した意欲作としてコミュニティの注目を集めています。
AYANEO、メモリ価格高騰により一部モデルを終売・値上げへ
AI需要などに端を発する世界的なRAMおよびストレージの価格高騰が、ポータブルゲーミングPC市場にも深刻な影響を及ぼしています。AYANEOは公式Discordを通じて、製造コストの増大を理由に「大部分の製品ライン」で価格を引き上げることを発表しました。
さらに深刻なニュースとして、「Pocket DS」や「Pocket AIR Mini B.Duck Edition」、「KONKR Pocket FIT」などの人気モデルについて、各SKUの残り在庫が30〜50台程度となり、これらが完売し次第、生産終了(ディスコン)となることが明言されました。
なお、「Mini PC」「Pocket S Mini」「Pocket VERT」「Pocket MICRO」の4機種については今回の値上げ対象から外れていますが、これらはすでに以前のタイミングで価格改定が実施されていました。RetroidやAYNといった競合他社も直近で値上げに踏み切っており、2026年のハンドヘルド市場は、コストパフォーマンスの維持が各メーカーにとって最大の課題となっていることが浮き彫りになっています。
GPD、次世代規格「MCIO」搭載のミニPC「GPD Box」とeGPUドックを発表
ポータブルゲーミングPCの老舗であるGPDが、新たにミニPC市場への本格参入を果たしました。同社が発表した「GPD Box」は、Intelの次世代CPU「Panther Lake」を搭載する0.93リットルサイズの小型デスクトップPCです。構成として、Intel Arc B390 iGPUを内蔵する「Core Ultra X7 358H」モデルなどが用意される予定です。
この新製品で最も注目すべきは、次世代の外部接続インターフェース「MCIO 8i」ポートの採用です。PCIe 5.0 x8ベースのMCIOは、512Gbpsの双方向帯域幅を誇り、現在主流のOCuLink(PCIe 4.0 x4)を大きく凌駕します。
GPDは同時に、電源を内蔵したeGPUドック「GPD G2」も発表しました。同社によれば、MCIO経由でデスクトップ向けのNVIDIA GeForce RTX 4090を接続した場合、パフォーマンスの低下はわずか2%に留まると主張しています。発売時期や価格は未定ですが、ポータブル機やミニPCにおける外部GPU接続のボトルネックを解消する技術として、今後の展開が期待されます。