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2026-04-20

Anbernicが回転式画面の「RG Rotate」を発表、メモリ価格高騰でAYANEO等に影響

ポータブルゲーミングPCおよびレトロゲーム機界隈では、斬新なデザインを採用した新機種の発表と、業界全体を揺るがす部品価格高騰の影響が大きな話題となっています。Anbernicは画面が回転する独自機構を備えたAndroid搭載機「RG Rotate」を発表し、コミュニティの注目を集めました。一方で、AYANEOやRetroidなどの主要メーカーは、RAMやSSDの価格高騰を背景に、一部モデルの販売停止や価格改定を余儀なくされており、市場環境の厳しさが浮き彫りになっています。

Anbernic、画面が回転する異色のAndroid機「RG Rotate」を発表

4月13日、Anbernicは公式YouTubeチャンネルなどを通じて、新型Androidハンドヘルド「RG Rotate」のティザー映像を公開しました。最大の特徴は、1:1のアスペクト比を持つ正方形ディスプレイが回転(スイベル)し、下部に配置されたゲームパッドが現れるという独自機構です。かつてのフィーチャーフォンを彷彿とさせるこのデザインは、近年のスライド式やクラムシェル型とは異なる新しいアプローチとして注目を集めています。

現在判明している主な仕様は以下の通りです。

  • OS: Android
  • 本体素材: アルミニウムまたはABS樹脂
  • カラー: Aurora Silver、Polar Black
  • バッテリー: 2,000 mAh(10W充電対応)
  • その他: 3.5mmイヤホンジャック非搭載

Anbernicは本機をゲーム用途だけでなく、音楽プレイヤーや時計としての多目的利用も想定してアピールしています。コミュニティではその革新的なフォームファクタを歓迎する声がある一方で、音楽プレイヤーとしての側面を持ちながらイヤホンジャックが省かれている点には懸念も示されています。スペックの全貌は未確定ですが、携帯性を極めた新しい選択肢として今後の詳細発表が待たれます。

メモリ価格高騰の波紋、AYANEOが「NEXT 2」の予約を停止し一部機種を値上げ

ゲーミングPC市場全体を襲っているRAMおよびSSDの価格高騰が、ポータブルゲーミングPCメーカーの戦略に深刻な影響を与えています。AYANEOは4月10日、在庫不足と需要増、そして部品コストの上昇を理由に、「Pocket Vert」「Pocket S Mini」「Mini PC AM03」「Mini PC AM01S」の価格引き上げを予告しました。特に「Pocket S Mini」の16GB RAM + 512GBモデルについては、すでに販売終了の措置がとられています。

これに先立ち、同社はIndiegogoで予約受付中だった次世代フラッグシップ機「AYANEO NEXT 2」の販売を一時停止しました。同機の主な仕様と状況は以下の通りです。

  • SoC: AMD Ryzen AI Max+ 395
  • ディスプレイ: 9.06インチOLED(解像度2400×1504)
  • バッテリー: 116Wh
  • 価格: 1,799ドルから

サプライヤーからの見積もりが想定を大きく上回り、製造コストが販売価格の2倍近くに達するなど、ビジネスとして「持続不可能」な状況に陥ったと説明されています。大手PCメーカーに比べて部品の調達力が限られる新興メーカーにとって、現在の市場環境は非常に厳しいものとなっています。

Retroidもラインナップを整理、販売終了の「Pocket G2」には実用的なアップデートを配信

部品価格高騰の影響は、Androidベースのレトロゲーム機を主力とするRetroidにも及んでいます。同社は「Retroid Pocket 6」の12GB RAM搭載モデルを生産終了とし、8GBモデルの価格を15ドル引き上げて244ドルに改定しました。また、Snapdragon G2 Gen 2を搭載する「Retroid Pocket G2」についても一時的な販売終了がアナウンスされており、各社がラインナップの整理を急いでいる状況が伺えます。

しかし、販売が終了したモデルであっても既存ユーザー向けのサポートは継続されています。直近では「Retroid Pocket G2」向けにOTAアップデート(バージョン1.0.0.176)が配信されました。

  • Charge separation feature(バイパス充電)の追加: 充電器からの電力をバッテリーを介さずに直接本体へ供給する機能。

この機能により、長時間のゲームプレイやドック接続時におけるバッテリーの劣化や発熱を効果的に防ぐことが可能となります。ハードウェアの供給が不安定な時期だからこそ、ソフトウェアの改善によって既存デバイスの寿命を延ばし、実用性を高めるメーカーの姿勢は、ユーザーにとって安心材料となっています。

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